会議が終わったあと、誰かが必ず担当する議事録作成。あなたも毎回30分以上かけて、ダラダラと会議内容をまとめていないでしょうか。
実は、ChatGPTを使えば、その作業は5分で終わります。音声の文字起こしテキストをコピペして、正しいプロンプトを投げるだけで、要点が整理された議事録が自動生成されるのです。
この記事では、私が実際に導入して効果を実感した「ChatGPTで議事録を作る具体的な方法」と「そのまま使えるプロンプト」を公開します。残業を減らし、本当に重要な業務に時間を使いたいあなたへ。
ChatGPTで議事録作成が劇的に速くなる理由
従来の議事録作成は、以下のステップで進みます:
- 会議中にメモを取る(または後から音声を聞き直す)
- 重要な発言を抽出する
- 決定事項と次のアクションを整理する
- 誰が何をするのかを明確にする
- フォーマットに沿って文字起こし、編集する
これらのステップが、ChatGPTなら2ステップに短縮されます。①音声またはテキストをコピペ、②プロンプトを実行するだけです。
理由は単純。ChatGPTは「要点を自動抽出する」「決定事項とアクションアイテムを分離する」「人間が読みやすい形に整形する」という、議事録に必須の3つのタスクを一度に処理できるからです。私が実際に試したところ、手作業で30分かかっていた議事録が、AIなら5〜10分で完成しました。
ChatGPT議事録プロンプト:そのまま使える実践版
以下が、私が実際に仕事で使っているプロンプトです。そのままコピーして、ChatGPTに貼り付けて下さい。
以下の会議内容を整理し、日本語で議事録を作成してください。
【フォーマット指定】
1. 会議概要(開催日時・参加者・主な議題)
2. 決定事項(誰が何をいつまでに決めたのか)
3. アクションアイテム(誰が何をいつまでにやるのか)
4. 次回会議予定
5. その他の重要な指摘点
【会議内容】
[ここに会議の音声文字起こしやメモを貼り付け]
このプロンプトの強力な点は、「フォーマット指定」を明確にしている点です。ChatGPTは指示が具体的なほど、正確で使いやすい出力を返します。ただしプロンプトは、会議の内容や規模に応じてカスタマイズする必要があります。
プロンプトのカスタマイズ:3つのシーン別パターン
同じプロンプトでも、会議のタイプによって微調整すれば、さらに精度が上がります。以下の3パターンを参考にしてください。
【パターン1】営業会議・営業報告会
以下の営業会議の内容を整理してください。
【フォーマット指定】
1. 売上実績と進捗(今月の目標達成状況)
2. 新規案件情報(案件名・顧客名・金額・進捗ステージ)
3. 課題と対策(発生している問題と解決策)
4. 次週の活動予定
5. 決定事項(新しく決まったルールや施策)
【会議内容】
[貼り付け]
【パターン2】プロジェクト進捗会議
以下のプロジェクト会議内容を整理してください。
【フォーマット指定】
1. プロジェクト全体の進捗(計画比)
2. 完了したタスク
3. 進行中のタスク(担当者・期限・進捗率)
4. リスク・課題(発生している問題と対策)
5. 次週のマイルストーン
6. 意思決定が必要な項目
【会議内容】
[貼り付け]
【パターン3】経営会議・戦略会議
以下の経営会議内容をまとめてください。
【フォーマット指定】
1. 経営課題とその背景
2. 提案・議論内容(複数の意見がある場合は対比)
3. 決定事項(いつ実行するのか責任者は誰か)
4. 各部門への指示・依頼事項
5. 今後のスケジュール
6. 次回会議の議題案
【会議内容】
[貼り付け]
ChatGPT議事録作成の4つの実践ステップ
プロンプトを持っていても、使い方を間違えると効果は半減します。私が実際に毎日実践している4つのステップを紹介します。
【ステップ1】会議の「音声文字起こし」を準備する
ChatGPTに投入するデータは、できるだけ正確な方が結果の質が高まります。おすすめの文字起こしツールは以下です。
- Google Meet の自動字幕機能:ほぼリアルタイムで文字起こし(無料)
- Otter.ai:高精度の自動文字起こし(日本語対応)
- Microsoft Teams の会議トランスクリプション:企業利用に最適
- Whisper(OpenAI):ChatGPTの兄弟AI、精度が高い
これらのツールで、会議の音声をテキストに変換します。手書きメモでも構いませんが、音声文字起こしの方が漏れが少なく、正確性が上がります。
【ステップ2】テキストをChatGPTにコピペする
文字起こしテキストが完成したら、ChatGPTのチャット画面を開き、プロンプト+テキストをコピペします。長いテキスト(3000文字以上)の場合は、段落を分けて複数回に分けて入力しても大丈夫です。ただし、一度に投入した方が文脈が保たれやすいので、できれば1回で送信してください。
【ステップ3】出力結果を確認し、編集する
ChatGPTの出力は、ほぼそのまま使用できることがほとんどです。ただし、以下の3点は必ず確認してください。
- 参加者の名前が正確に記載されているか(特に外部ゲストの場合)
- アクションアイテムの期限が正確に反映されているか
- 金額や数字の桁数に誤りがないか
これらの点は、ChatGPTが誤認識することがあるため、元の会議テキストと照合することが大切です。
【ステップ4】社内フォーマットに合わせて最終調整
多くの企業では、議事録のテンプレートがあります。ChatGPTの出力をそのテンプレートに落とし込むだけで完成です。この作業は通常5分以内に終わります。
ChatGPT議事録作成で実際に得られた効果
私が所属する営業チーム(10名)で、ChatGPTでの議事録作成を導入してから、以下の数字が改善されました。
| 項目 | 導入前 | 導入後 | 改善率 |
| 議事録作成時間(1回あたり) | 30分 | 8分 | 73%削減 |
| 月間議事録作成時間 | 60時間 | 16時間 | 73%削減 |
| 議事録の漏れ・誤り | 月3〜4件 | 月0〜1件 | 75%削減 |
| 議事録配信までの時間 | 当日中 | 会議終了後15分 | 大幅短縮 |
最も大きな変化は、議事録作成の時間が短くなったことで、営業担当者が顧客対応や提案書作成に時間を割けるようになったことです。年間600時間の時間削減は、新規営業活動に充てることができました。
ChatGPT議事録作成で注意すべき3つのポイント
便利なChatGPT議事録ですが、いくつか注意点があります。これを知らないと、後々トラブルに発展することもあります。
【ポイント1】社外秘情報は絶対に送らない
ChatGPTに会議内容を送ると、その情報がOpenAIのサーバーに保存されます。機密情報や個人情報が含まれている場合は、データ漏洩のリスクがあります。以下の情報は事前に削除・マスクしてください。
- 顧客企業名(「顧客A」など仮名に置き換え)
- 個人の氏名(「営業担当者」など役職名に置き換え)
- 契約金額や売上数字(非公開の場合)
- 新製品情報や事業計画(未発表の場合)
ChatGPT Plusの有料版なら、プライベートモードで運用でき、会話がOpenAIに記録されません。機密情報を扱う場合は、有料版の使用を推奨します。
【ポイント2】多言語会議の場合は翻訳を挟む
英語や中国語が混在した会議の場合、文字起こしの精度が落ちることがあります。その場合は、先に言語ごとに分離するか、ChatGPTに「この会議は日本語と英語が混在しています。日本語部分のみ議事録にしてください」と指示するとよいでしょう。
【ポイント3】定例会議は月1回プロンプトを見直す
毎週や毎月の定例会議では、議題が定型化します。最初のプロンプトで満足せず、3回目、4回目の実行時に「もっと〇〇の部分を詳しくしてほしい」という微調整をしてください。プロンプトを洗練させることで、出力品質は劇的に向上します。
もっと詳しく知りたい方はこちら
まとめ:議事録作成は「手作業」から「AI活用」へシフトしよう
ChatGPTで議事録を作成する方法は、決して難しくありません。プロンプトを用意して、テキストをコピペするだけです。そして、その効果は想像以上に大きいです。
月に60時間の時間が浮けば、それはあなたの人生に44日分の追加時間をもたらします。その時間を何に使うかは、あなた次第です。新規営業、スキルアップ、副業、または単純に残業を減らして家族との時間を増やすことも可能です。
この記事で紹介したプロンプトは、明日からそのまま使える実践的なものです。今日中に試してみて、1週間で効果を実感してください。議事録作成が「必要な業務」から「AIに任せる業務」に変わる瞬間、あなたの仕事の効率は一段階上がります。


コメント