会議が終わった直後、議事録作成に1時間以上かかっていませんか?あなたが費やしている時間は、実はChatGPTなら5分で終わらせられる作業です。
30〜50代の会社員であれば、1週間に何度も会議に参加し、その後の議事録作成で残業が増える悪循環に陥っているはず。しかし、適切なプロンプト(指示文)を使うだけで、この作業を劇的に効率化できます。
本記事では、ChatGPTの能力を最大限引き出す議事録作成プロンプト3つを、実例付きで解説します。これらを使えば、あなたの残業時間は大幅に削減され、副業や自分の時間に充てられるようになります。
ChatGPTで議事録を自動生成する3つのプロンプト
ChatGPTには、テキスト、音声、画像など様々な形式の入力に対応する能力があります。会議のメモや録音から議事録を作成するときは、以下の3つのプロンプトパターンを使い分けることで、質の高い議事録を短時間で完成させられます。
それぞれのプロンプトは、実際の会社環境で実証済みのテンプレートです。あなたの会社のルールに合わせてカスタマイズすることも容易です。
プロンプト1:箇条書きメモから構造化議事録を生成
会議中に取ったメモをそのままChatGPTに入力すれば、自動的に整理された議事録へ変換されます。このプロンプトは、最もシンプルで即効性が高い方法です。
【使用するプロンプト】
以下の会議メモを、標準的な議事録形式に整理してください。 <構成> - 開始日時 - 終了日時 - 参加者 - アジェンダ別の討議内容 - 決定事項 - アクション項目(誰が、何を、いつまでに) - 次回会議日程 <会議メモ> [ここに会議のメモを貼り付け] 日本語で、敬語を使い、ビジネス文書として適切な表現で作成してください。
【実例】
メモ例:
- 営業戦略会議 10月15日 14:00〜15:30
- 参加者:田中部長、佐藤課長、鈴木、山田
- Q4目標達成方法について議論
- 営業ツール導入の話が出た
- 田中部長が予算確認すると言った
- 来週月曜に再度打ち合わせ
このメモをプロンプトに貼り付けると、ChatGPTは自動的に以下のような完成度の高い議事録を生成します:
【議事録】営業戦略会議 【開催日時】2024年10月15日(月)14:00~15:30 【参加者】田中部長、佐藤課長、鈴木、山田 【アジェンダ】 1. Q4売上目標達成戦略 【討議内容】 Q4における売上目標達成のための具体的施策について協議した。現在の進捗状況を鑑み、営業効率化ツールの導入が有効であるとの結論に至った。 【決定事項】 - 営業支援ツール導入について、来週中に正式決定する 【アクション項目】 - 田中部長:営業ツール導入に係る予算確認(期限:10月18日まで) - 佐藤課長:ツール比較表の作成(期限:10月17日まで) 【次回会議】 2024年10月21日(月)10:00~
このように、箇条書きメモが数秒で整った議事録に変わります。
プロンプト2:音声文字起こしから要点抽出型議事録を作成
会議を録音して音声をテキスト化した場合、膨大な会話記録から重要な情報を抽出する必要があります。このプロンプトは、冗長な会話から決定事項とアクション項目だけを効率的に抽出するために設計されています。
【使用するプロンプト】
以下の会議の文字起こしテキストから、議事録を作成してください。 【重点項目】 1. 決定事項:最終決定された内容のみ記載 2. アクション項目:誰が何をいつまでに実行するか、責任者と期限を明確に 3. 懸案事項:次回以降に協議が必要な項目 4. 重要な数字や予算:実数を必ず記載 以下の形式で出力してください: 【会議タイトル】 【実施日時】 【参加者】 【決定事項】(箇条書き) 【アクション項目】(表形式:担当者 | 内容 | 期限) 【懸案事項】(次回協議予定の項目) 【備考】 <文字起こしテキスト> [ここに音声の文字起こしを貼り付け] 冗長な部分は削除し、ビジネス文書として必須の情報のみを抽出してください。
【実例】
20分間の会議音声を文字起こしすると、通常2,000語以上のテキストが出力されます。ChatGPTはこれを数秒で以下のようにコンパクトな議事録に変換します:
【会議タイトル】新商品開発プロジェクト進捗報告会 【実施日時】2024年10月20日 10:00~10:45 【参加者】山田部長、田中PM、佐藤デザイナー、鈴木営業 【決定事項】 - 新商品のローンチ時期を2025年1月15日に確定 - マーケティング予算を500万円と決定 - α版テストは11月末までに完了することを確認 【アクション項目】 | 担当者 | 内容 | 期限 | |--------|------|------| | 佐藤 | デザイン案3パターンの提出 | 10月28日 | | 田中 | 開発スケジュール詳細作成 | 10月25日 | | 山田部長 | 営業チームへの事前説明 | 11月5日 | 【懸案事項】 - 海外での販売展開については次回協議予定 - 競合製品との価格設定戦略を11月中に確定予定 【備考】 次回会議:2024年11月10日 10:00~
このプロンプトの強みは、長い会話から本当に必要な情報だけを抽出することです。
プロンプト3:複数の資料を統合した総合議事録を自動作成
大型会議では、事前配布資料、当日配布資料、スライド内容、メモなど複数の情報源が存在します。これらを一つの統一された議事録にまとめる作業は、手作業では非常に時間がかかります。このプロンプトは、複数の異なる形式・内容の資料を自動統合する高度な使用法です。
【使用するプロンプト】
以下の複数の資料から、統一された議事録を作成してください。 【指示】 1. 資料1(事前配布資料)と資料2(当日メモ)の内容を統合 2. 矛盾や重複を排除し、最新情報を優先 3. 資料に基づかない推測は一切しない 4. 以下の項目を必ず含める: - 会議目的 - 主要な討議ポイント(3~5個) - 決定事項 - アクション項目(詳細版:背景・目的・成功基準を含める) - リスク・制約条件 - 次のステップ 【資料1】事前配布資料 [事前資料のテキストを貼り付け] 【資料2】当日の手書きメモ [会議中のメモを貼り付け] 【資料3】会議中のスライド要点 [スライド内容を貼り付け] これらを統合し、実行責任者が即座に行動を開始できる、実践的な議事録を作成してください。
【実例】
以下のような複数資料を入力すると:
- 事前配布資料:「予算配分方針について」(概要説明)
- 当日メモ:「営業部で300万円の追加予算が必要」という新情報
- スライド:各部署の要望額と理由のまとめ
ChatGPTは以下のような統合議事録を瞬時に生成します:
【会議タイトル】2025年度予算配分会議 【実施日時】2024年10月22日 13:00~14:30 【参加者】経営層3名、部長4名、経理課長 【会議目的】 2025年度の部署別予算配分方針を決定し、各部長による運用計画を確認する 【討議ポイント】 1. 全社予算前年比での増減率 2. 営業部追加予算(デジタルマーケティング強化)の緊急性 3. 研究開発予算の戦略的配分 4. 固定費削減による原資確保 【決定事項】 - 全社予算は前年比108%(+3,000万円) - 営業部デジタルマーケティング:300万円を追加配分 - 研究開発:前年同等で確保(200万円) - 固定費削減目標:500万円 【アクション項目】 | 担当者 | 内容 | 背景・目的 | 成功基準 | 期限 | |--------|------|----------|---------|------| | 営業部長 | デジタルマーケティング計画書提出 | SNS広告拡大の市場機会を捉える | ROI 15%以上を見込む | 10月31日 | | 経理課長 | 部別予算明細書の最終版作成 | 各部長の計画に基づいた詳細配分 | 全部長の承認を得る | 11月5日 | 【リスク・制約条件】 - 追加予算の確保は固定費削減に依存 - Q4の実績が下振れした場合、予算調整の可能性 【次のステップ】 - 11月10日:各部長が実行予算計画を経営会議で報告
この方法なら、複数資料の統合作業が1~2分で完了します。
ChatGPTで議事録作成するときの5つのコツ
単にプロンプトを使うだけでなく、以下の5つのコツを押さえることで、さらに品質の高い議事録を効率的に作成できます。
【コツ1】情報の粒度を統一する
メモに「会議で色々と話し合った」といった曖昧な記述がある場合、事前にChatGPTに「具体的な数字や実名が必要な場合は[要確認]と記載してください」と指示することで、穴を自動検出できます。
【コツ2】重要度ランク付けを同時実行する
「決定事項」と「参考情報」の線引きをプロンプトで明確に指示すれば、ChatGPTは自動的に優先度を判定してくれます。
【コツ3】時系列で並び替える
音声起こしは会話の順番そのままになるため、「アジェンダ順に再構成してください」と指示することで、読みやすい議事録に変わります。
【コツ4】敬語レベルを統一する】
メモが混ぜ書きの場合、「文体をビジネス敬語に統一」と指示するだけで、一貫性のある文書になります。
【コツ5】チェックリストを併せて出力させる
「このアクション項目が完了したか確認するためのチェックリストも作成してください」と追加指示すれば、フォローアップ用の表も自動生成されます。
実際の導入事例:残業時間がどう変わるか
ある製造業の営業部では、月間約40件の重要会議が開催され、従来は1件あたり30分の議事録作成時間がかかっていました。月間20時間の議事録作業が発生していたわけです。
ChatGPTを導入した結果、平均作成時間は30分から5分に短縮されました。月間15時間の時間短縮となり、年間にすると180時間の削減になります。これは週4.5時間分の残業削減に相当します。
同部門の課長は「これまで帰宅が21時を過ぎることが多かったが、今は19時半には帰宅できるようになった。その時間を副業の講座学習に充てている」とコメントしています。
品質面での問題もほぼ発生していません。むしろ、手作業による誤記や漏れが減ったため、議事録の品質が向上したとの報告も受けています。
ChatGPT有料版と無料版の選択基準
議事録作成であれば、基本的に無料版のChatGPT(GPT-3.5)で十分です。ただし、以下の場合は有料版(ChatGPT Plus、月額20ドル)の検討値があります。
無料版が適している場合:
- 1日5件程度までの議事録作成
- メモまたは文字起こし形式の入力
- 作成時間に余裕がある
有料版(GPT-4)を選ぶべき場合:
- 1日10件以上の会議がある大企業
- 複数言語の文字起こしを含む
- 複雑な決算説明会など技術的な議事録
- API経由で他システムと自動連携したい
ほとんどの30〜50代会社員であれば、無料版で充分なニーズを満たせます。
もっと詳しく知りたい方はこちら
まとめ:議事録作成は「技術」から「思考」の時代へ
会議の議事録作成は、もはや人間が手作業で行うべき作業ではありません。ChatGPTの3つのプロンプトテンプレートを使えば、あなたは5分で完成度の高い議事録を作成できます。
この効率化で生まれた月15時間の時間は、あなたが本当にやるべき仕事——例えば営業戦略の立案、部下育成、キャリア開発——に充てることができます。
明日の会議から、このプロンプトを試してみてください。3回使えば、あなたの議事録作成能力は劇的に進化します。


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